相続関連

エンディングノートをおすすめする理由は親族への最後の思いやり

投稿日:2019年9月14日 更新日:

どんなに立派な人や有名人でも必ず亡くなります。

ある日突然事故で亡くなる人もいれば、病気で入院して亡くなる人もいます。

亡くなった人の親族がある程度こころの準備ができていればいいのですが、突然亡くなられるとパニックになってしまいます。

そんな万が一に備えて用意しておくのがエンディングノート(相続ノート)です。

アマゾンでも1,000円程度で売っています。

エンディングノートにはたくさん書く項目があります。

大きく分けると〇延命措置と尊厳死 ○財産・お金 ○遺言書   ○葬儀 ○お墓 ○自分自身のことなどがあります。

すべて書いておくと残された親族は、葬儀であわてることもなく葬儀会社と打合せをしながら安心して臨むことができます。

しかし、実際にはエンディングノートを書いている方は少ないと思います。

それは亡くなる前に自分の全財産を知られたくないからです。

子供に財産の額を知られて、生前に援助や贈与をねだられるのを嫌がるのです。

それでもエンディングノートを書くことにより、親族がどう判断していいのか迷う場合や亡くなった後に問題を生じさせないために役立つのです。

ここに私がエンディングノートをおすすめする理由があります。

特に私が役立つと考えた項目は5つありますので、順に解説していきます。

エンディングノート

1.延命処置と尊厳死について

病気で意識不明になると、当然ながら本人に延命処置の意思確認はできません。

親族で判断しなければなりませんが、人数が多いと意見がまとまりません。

ましてや「延命処置は止めよう」などと発言すると、いくら親族でも薄情な人間と思われるので、だれもそんなことは言えません。

結局は本人が希望しないかもしれない延命処置を受け入れ、苦しんで長生きしなければなりません。

本人がエンディングノートに「延命処置はしなくていい」「尊厳死を望む」と書いておけば親族で反対する人もなく、本人の意思が尊重されると思いますが。

2.ネット銀行口座に注意する

財産・お金については、本人がパソコンを利用する方であればネット銀行に注意が必要です。

一般の銀行であれば本人が亡くなっても通帳が残りますし、定期預金の満期通知はがきが届くので、生前どこの銀行と取引していたかが分かります。

しかし、ネット銀行は通常の取引はパソコンで行い、パソコンのデータにしか記録が残っていません。

親族の方がネット銀行との取引をご存じであれば、亡くなった後に取引の確認ができますが、銀行自体を知らなければどうしようもありません。

確認できない預金は、そのままネット銀行の口座に塩漬けです

そこで後々の事を考え、エンディングノートに記入する場合は銀行名と支店名だけ記入することをおすすめします。預金額は記入しないのです。

これだとネット銀行の名称が分かるので預金を確認することができます。

できればネット銀行の取引自体をプリントアウトして保存しておくと親族の方が発見しやすくなります。

親族の方は単純にパソコンを確認すれば分かると思うでしょうが、パスワードが分からないとパソコンを開けませんし、パスワードが分かってもネット銀行にアクセスするIDやセキュリティカード(乱数表)も必要になるので、取引自体を確認するのは結構大変です。

ネット銀行

3.誰かの保証人になっていませんか

財産・お金についてはもう一点注意事項があります、負債(借金)と保証人の存在です。

もし住宅ローン以外の負債が無ければ安心ですが、親族の知らない間に誰かの連帯保証人になっている場合は要注意です。

連帯保証人とは、お金を借りた人と同じ責任を負わされる立場の人です。

本人が誰かの連帯保証人になっていることは、親族に心配をかけたくないのと負債のことで責められるのを嫌うため言いたくありません。

また、誰かの連帯保証人になっていても普段は分かりません。

分かるのは債務者(お金を借りた人)が支払いを滞り、連帯保証人に催促がくる段になって初めて判明します。

しかし、亡くなってすぐに判明すれば保証額の金額によっては相続放棄の判断ができますが、財産を相続した後では放棄ができません。

結局は本人が連帯保証人として保証した金額を相続人が支払わなければなりません。

連帯保証人の話もネット銀行口座と同じで相続財産の盲点です。

4.遺言書

親族が一番残しておいてほしいのが遺言書ではないでしょうか。

親族が配偶者と子供一人なら問題はないかもしれません。

しかし、子供が何人もいると相続が争続になる可能性があります。

子供は公平に育てたつもりでも、子供には子供なりの思いがあります。

「兄貴は東京の大学に行かせてもらったのに、自分は地元の大学しか行かせてもらえなかった」とか「妹の自宅を新築する際に多額の頭金を出したのに、自分の時は少しの御祝金しかもらえなかった」など不満はあるものです。

こういった不満は相続の時に噴出するのですが、遺言書があれば親の最後のお願いとして叶えてあげようと思うのではないでしょうか。

親としては、亡くなってから子供たちに恨まれるのが嫌で遺言書を書かないケースもあるようですが、争続にしないために遺言書を残すのも親の務めと思いやりではないでしょうか。

遺言書

5.本人のプロフィール

最後に自分自身のこととして本人のプロフィールがあります。

プロフィールの内容には本人の名前の由来や学歴、職歴、資格、各種免許、趣味があります。

親族の方であれば学歴や職歴は当然ながら分かるでしょうが、職場での仕事や趣味などはあまり知らないのが普通です。

親族が葬儀の際に本人の経歴を話しますが、何かエピソードの一つも話したいと思いながら、意外に頭の中に浮かばないようです。

本人のことでなくても配偶者や子供、孫のことでもいいので思い出に残るエピソードを書いてもらうと親族の方は助かると思います。

思い出のアルバムを見る夫婦

まとめ

  • 元気な内に延命処置や尊厳死を選択しておく
  • パソコンを利用する親の場合はネット銀行に注意する
  • 連帯保証人は債務者と同じ立場
  • 遺言書を残すのも親の務めと思いやり
  • 思い出に残るエピソードを残すと葬儀の時に親族が助かる

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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