住宅ローン関連 エピソード

住宅ローンの団体信用生命保険のお陰で自宅を手放さずに済んだご家族の話

投稿日:2019年12月13日 更新日:

私が建売住宅の販売をしていた昭和の終わりごろは、札幌でもバブルの傾向が見え始めていた頃でした。

建売住宅の新規販売をしても売れ行きがよく、それまで苦戦していたのが嘘のように活況を呈していました。

私は、大型団地の販売センターで営業をしていたのですが、最終分譲では販売住戸の中でも抽選になる住戸が出るような状況です。

今回お話しする内容は、この大型団地で販売した戸建のお客様の話です。

団地の戸建

1.保険嫌いのご主人様Aさん

私が担当したお客様は、ご主人様Aさんが30代の公務員、奥様Bさんも同年代の看護師、お子様Cちゃん(小学生くらいの女の子)がいる3人家族です。

住宅を購入する計画を進めながら、毎月の支払額を決める資金計画や借入先の選択などを検討していただきました。

その頃は、ご自宅のアパートに伺い夜の9時過ぎまで打ち合わせしたものです。

そんな打ち合わせをしている時にBさんがこう言いました。

「金子さん、聞いてください。うちの主人は保険が嫌いだから保険に入らないと言うんですよ」と。

健康な方ほど保険は必要ないと思うかもしれませんが、人間は何があるか分かりませんから保険に入っておくほうが安全です。

その当時、住宅資金の借り入れは住宅金融公庫から借入するのが一般的で、団体信用生命保険に加入するのは任意でした。

そのため団体信用生命保険に加入しなくとも借り入れは可能です。

しかし、万が一を考えて加入するのが保険です。

私はAさんにこう言いました。

「あまり言いたくありませんが、保険に加入していればAさんが万が一の時に借入金は無くなります。それと昔から保険に入っている人のほうが長生きしていると言われていますので、お守りのようなものですよ」と。

納得したかどうかは分かりませんが、Aさんは団体信用生命保険に加入することを約束してくれました。

その後、Aさんが公務員のため借り入れも問題なく、契約から引き渡しまで順調に進みました。

保険証券ファイル

2.新聞の訃報欄にAさんの名前が

引き渡しからしばらくして、私のいる販売センターにBさんが銀行の通帳を持って訪れました。

「金子さん、この通帳の中で住宅金融公庫の支払はどれですか?」と聞いてきました。

私は通帳を見て、「この部分が住宅金融公庫の第1回目の支払ですよ」と説明した後に、「どうかされましたか?」とお尋ねしました。

するとBさんは、冷静に「実は主人が倒れたんです」と答えてくれました。

Bさんの顔色を見て、大したことではないと判断した私は「体調不良ですか?」と聞いたように思います。

すると、Bさんが「今週が山だと思います」と言うではありませんか。

まさかそんなに重病だと思わず聞いてしまいましたが、突然のことで言葉がでませんでした。

その時にBさんが看護師だったことを思い出し、職業柄冷静にしていられるのだと感じました。

それから1週間程度してから新聞の訃報欄にAさんのお名前が載っていました。

私のお客様なので葬儀に参列させていただきましたが、葬儀の中でAさんは朝野球をやるような元気な方だったと紹介されていました。

仕事で地方に出張に行き、外を歩いていて突然倒れられたそうです。

まだ30代の若さで、幼い子供を残して亡くなるのは無念だったと思います。

しかし、不幸中の幸いで団体信用生命保険に加入していたため、住宅ローンを1回だけ支払っただけで借入金は全額保険金で完済されました。

遺産相続でAさんの住宅は家族の名義にすることができました。

私自身、あの時に団体信用生命保険の加入を勧めていなかったらと思うとゾッとしました。

もし保険に加入していなければ、自宅を手放す事態になったかもしれません。

この時はつくづく保険に加入していただいて良かったと思いました。

これ以来、私が住宅ローンの資金計画を行うときには団体信用生命保険の重要性を説明して、必ず保険に加入することを前提に住宅ローンの支払額を算出しています。

手をつなぐ母と娘

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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