相続関連

人生の引き継ぎについて

投稿日:2017年5月15日 更新日:

今回は「認知症になってからでは遅すぎる!事前に不動産を売却する3つの理由」に関連して、大切な人に贈るメッセージのエンディングノート(相続ノート)について考えてみたいと思います。

認知症になってからでは遅すぎる!事前に不動産を売却する3つの理由

一般的なエンディングノートには本人の略歴、学生時代のエピソード、葬儀について、財産(預貯金、有価証券、債券、不動産、負債、保険)などの項目が並んでいます。

本人が亡くなる前にエンディングノートにすべて記入していたら、残された家族は葬儀であわてることもなく葬儀会社と打合せをして安心して葬儀に臨むことができます。

しかし、実際には財産の項目に記入したくない方が多いと思います。

それは亡くなる前に自分の全財産を知られたくないからです。子供たちに予想以上の財産があることが分かり、生前に援助や贈与をねだられたくないのです。その気持ちは分からなくもありませんが、財産の中では預貯金と負債(借金)については注意が必要です。

 

ネット銀行口座に注意!

一般の銀行であれば本人が亡くなっても通帳が残っていたり、定期預金の満期通知ハガキが届きますので生前どこの銀行と取引していたかが分かります。

しかし、最近のネット銀行では通常の取引はパソコンで行い、パソコンの中にしか記録は残りません。

家族の方がネット銀行との取引をご存じであれば、亡くなった後に銀行に取引の確認ができますが、銀行自体を知らなければどうしようもありません。

確認できない預金はそのままネット銀行の口座に塩漬けになります。

そこで後々のことを考え、エンディングノートに記入する場合は銀行名と支店名だけにしておくことをお勧めします。預金額は記入しません。

これだとネット銀行の銀行名が分かるので、取引を確認することができます。

できれば、ネット銀行の取引自体をパソコンの記録だけでなく、プリントアウトして保存しておくと家族の方が発見しやすくなります。

パソコンを確認すればいいのではと思われるでしょうが、パスワードが分からないとパソコンを開くこともできず、パスワードが分かってもネット銀行にアクセスするIDやセキュリティカード(乱数表)も必要になるので、取引自体を確認するのは至難の業です。

また、銀行口座だけでなく生命保険や証券会社のリストも作成してファイルに保存しておくこともお勧めです。

 

パソコンと札束

 

保証人になっていませんか!

もう一点注意が必要なことは負債(借金)の存在です。

もし、住宅ローン以外の借金がなければ安心ですが、家族の知らない間に誰かの連帯保証人になっている場合は要注意です。

連帯保証人とは、お金を借りた人と同じ責任を負わされる立場の人です。

本人も誰かの連帯保証人になっていることは、家族に心配をかけたくないのと負債額のことで責められるのを嫌うため言いません。

また、誰かの連帯保証人になっていても普段は分かりません。

分かるのは債務者(お金を借りた人)が支払いを滞り、連帯保証人に催促にくる段になって初めて判明します。

しかし、亡くなってすぐであれば保証額の金額によっては相続放棄の判断ができますが、葬儀後に財産を相続した後では放棄はできません。

結局は、本人が連帯保証人として保証した金額を相続人が支払わなければなりません。

この話も前段のネット銀行口座と同じで相続財産の見えない盲点です。

事前に本人がエンディングノートに記入していれば、相続の際に財産を相続するのか、放棄するのかの判断材料になります。

プラスになるような財産がなければ、後になって連帯保証の支払い義務が発生してもいいように相続放棄する手もあります。

残された家族のことを考えたら、後々問題にならないように勇気を出して記入しておくのもやさしさではないでしょうか。

 

連帯保証人

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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