相続関連

あなたは高齢な親の財産を知っていますか?自宅不動産(札幌)の評価額を確認する方法とは!

投稿日:2019年5月31日 更新日:

あなたは自分の親の財産がどれくらいあるのかご存じですか。

普通は、自宅の不動産以外はあまり知らないと思います。

しかし、普段何も知らないと万が一の時に困ります。

万が一とは、相続の時に財産がどれくらいあるか分からないと遺産を分割できないことです。

1.親の財産って何?

具体的な例として下記のものがあります。

①取引銀行の預金

取引銀行が分からないと現金を確認できません。

特にネット銀行は通帳がないので分かりづらいと思います。

②生命保険証券

どこの生命保険に加入しているか分からないと保険請求ができません。

病気の時だけでなく、亡くなられた場合も請求しないと保険金は受取れません。

③株式、債券、投資信託等

株式、債権、投資信託を購入した証券会社が分からないと株式等の内容を確認できません。

④不動産(自宅やアパート等)

不動産の権利証がないと相続の名義変更に困り、評価額が分からないと相続税の計算が出来ません。

⑤アパート等事業の借入金

事業をされていれば借入金があるかもしれません。

⑥借金の保証人

一番恐ろしいのは、借金した人が支払えなくなった時にしか連絡がこないので分かりづらいことです。

親の財産

 

2.不動産の評価額の調べ方

財産の中でも不動産は、評価額を調べないと分からないので、調べ方をご説明します。

但し、この不動産の評価額は相続した場合の不動産評価額であって、実勢価格ではありません。

あくまでも相続税を計算する前提での不動産評価額だとご理解ください。

建物については、毎年4月に市町村から送られてくる「平成○○年度固定資産税・都市計画税納税通知書」で確認できます。

その中に「平成○○年度 課税明細書」のページがあり、土地と家屋の住所、面積、課税地目又は主たる構造用途等が記載されています。

下記の見本では家屋1、15,267,600円が建物の評価額です。

課税明細書見本

課税明細書見本
画像はクリックすると大きくなります。

土地については、国税局が土地の評価の基準となる路線価を毎年公開しています。

この路線価が土地の相続税の評価基準となります。

例えば札幌市の土地を調べる場合は、

「路線価 国税庁」で検索し、「平成○○年分 財産評価基準を見る」→「札幌国税局 北海道」→「路線価図」→「札幌市 ○○区」と

なり、後はあいうえお順の住所で検索できます。

最初に検索した「路線価 国税庁」のHP左側に「このページの使い方」を開くと「路線価図の説明」があり、具体的な説明が書かれていますので分かりやすいと思います。

出典:「路線価図の説明:http://www.rosenka.nta.go.jp/docs/ref_prcf.htm

/ 国税庁トップページ https://www.nta.go.jp/index.htm 

路線価の単位は、1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)です。

具体的には、135Dの場合は1平方メートル当たりの価額が135,000円になり、最後のDの表示は借地権割合(※)になりますので、借地権割合が60%であることを示しています。

但し、借地ではなく親の所有地であれば関係ないので無視しても問題ありません。

例えば親の所有地が200㎡であれば、200㎡×135,000円=2,700万円が土地の評価額になります。

※借地権とは、土地を借りた人がそこに自己所有の建物を建てられる権利です。

借地権割合とは、土地の権利全体の内、借地権設定によって借地人の方に移った権利の割合をいいます。

<参考例>

路線価図見本

路線価図参考例
画像はクリックすると大きくなります。

路線価格は実勢価格の80%が目安になっていますので、路線価が2700万円の場合は、2,700万円を80%で割り戻すと実勢価格が出ます。

2,700万円÷80%=3,375万円が実勢価格になります。

 

3.親の財産目録を作成しましょう

以上から、今後を考えて財産目録を作成し、親に記録してもらうようにお願いしてはいかがでしょうか。

ただ親としては、子供に財産を知られてしまうのは嫌だと思いますので、目録の金額に関する部分は記入してもらわなくともいいと思います。

子供としては銀行や保険会社が分かれば、片っ端から取引があるか聞き込みをしなくてすみます。

それぞれの窓口さえ分かれば、金額は相続の際に調査をすれば分かることですから。

万が一の時に、子供に迷惑がかからないために財産目録を作成すると説明すれば、親としても納得できるのではないでしょうか。

財産目録の書式は、下記のURLから東京地方裁判所の財産目録書式(PDF)を参考にして作成することができます。

出典:「財産目録(PDF)http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/shokaizaisanmokuroku.pdf / 裁判所トップページ http://www.courts.go.jp/index.html 」

ご説明したとおり万が一の場合に、親の財産を把握しておくことは大事ですが、普段の信頼関係がなくては把握するのは難しいと思います。

そして信頼関係を築くには、財産に関係なく普段からの付きあい方が、一番大事ではないでしょうか。

財産

 

まとめ

  • 万が一を考え、親に財産目録の作成をすすめる
  • 本人が亡くなるとネット銀行、借金の保証人は確認が難しい
  • 自宅建物は「固都税納税通知書」、土地は「路線価」で評価額を調べる

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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